

1955年創業の弊社は、いつの時代も
最上質の宝石を仕入れ、
鍛造制作・販売を行って参りました。
コネクションを世界に培い、良質の宝石を厳選し
洗練されたデザインを考案し、
鍛造制作技術の向上を追求して参りました。
創業者が宝石職人であったこともあり
仕入れと鍛造制作が我が社の
ポリシーそのものとなっています。
大阪に店舗を構え、直にその素晴らしさを
感じて手に取っていただけるように
お客様を歓迎しています。
1999年にはネット販売も開始し、
25年以上ネットでの販売も続けて参りました。
国内外展示会・サザビーズにも出店し、
ジュエラーとしての経験と
知識・人脈・サービスを培って参りました。
2025年、宝石業界は
非常に厳しい状況に置かれています。
鉱山は縮小され、閉山・休山を
余儀なくされる鉱山が後を絶ちません。
良質な宝石の入手が
非常に困難な時代となりました。
新たな鉱脈を見つけることも、
資金や環境配慮の観点から
非常に困難な時代です。
環境配慮を迫られる昨今では
国際的な物流・関税などの理由から
より制限された宝石市場に陥っています。
自然の鉱石・天然物を扱う以上、
いかなる困難にも対応しつつ、
天然石と鍛造にこだわり続け、
これからもそれを守り続ける所存です。
現在SNSの発展、
昔ながらの宝石店の在り方が減少し、
店舗をもたない委託販売や
紹介型の販売が急増しています。
実際に仕入れを行わず、
他社の在庫を扱うセラーが多いなか、
弊社はあえて自らの厳しい目で見て
納得した仕入れにこだわり続けています。
仕入れるという行為は、
単なる調達ではありません。
一石一石に資本と責任を投じ、品質を見極め、
その宝石に弊社の未来を託すことです。
自社のコレクションとなるということは、
それだけ品質への責任を自ら引き受けた証です。
こうして大切に仕入れた石は、
やがてオリジナルの
ハンドメイドジュエリーとして形を成します。
「大切に選んだ一石を、
ジュエリーとして昇華させる」
というプロセスこそ、
ものづくりの核心であると考えています。
他にはないデザインを。
オリジナルのデザインはすべて
デザイナーTが行ないます。
自社で素材を選ぶからこそ、
デザインへの新しい構想が生まれ、
贅沢で惜しみない作品が生まれます。
そのデザインがさらに
職人たちの制作意欲をも掻き立てます。
鍛造(たんぞう)は
鋳造の何倍も時間を要する制作工程です。
より多くの資本が必要な作業となります。
現在ではほとんどが鋳造型の製品となっており、
鍛造たんぞうのジュエリーに出会うことは
難しくなっています。
国内での職人の数は瞬く間に減少しました。
私たちは職人の仕事を守り続けることも
私たちの大事な役割です。
仕入れを行い、資本を投じるということは
あらゆる関連企業を豊かにします。
それが巡り、宝石業界が豊かに発展し、
日本国内にもより良い宝石が巡るという
流れが形成されます。
私たちはそこに真髄を見出し、
毎日仕事に励んでおります。
現在は、宝石業界が縮小されたことから
どうしても商品の偏向化が進み、
売れ筋の似たような作品が
あらゆるセラーによって紹介されるという
構図が生まれる傾向にあります。
本来宝石は石自体のバリエーションが
なくてはいけませんし、
そして、お客様一人一人が自分にあうデザインを
選びたいと願っています。
あらゆる良質で洗練された宝石を
お客様に手にしていただけるようにすることが
私たちの使命です。
ますます厳しさを増す状況で
弊社はこうしたアナログな経営スタイルに
こだわり続けています。
職人をまもり、宝石業界のよりよい発展のため。
皆様に良質な宝石をよりよい価格で、
ご紹介して参ります。
それが弊社の存在意義であり、
時代が変わろうとも
かわらずにいようと強く心に決めています。
お客様にいただいたご恩を、
これからもそういった形で
還元できるように努力をたやさずに、
続けて参りたい、そう感じています。